高い声で歌いたい。
ミックスボイスを練習しているけど、
全然できるようにならない。
もしかしてミックスボイスなんて存在しないのでは?
とお悩みのあなたへ「ミックスボイスは存在しないのか【生まれつきの才能?】」というテーマで解説していきます。
この記事を読めば、ミックスボイスは存在することが分かります。
存在すると言い切れるのは、初心者だった私が今ではミックスボイスで歌えるようになったからです。
この記事を読んでくださっているあなたは、少なからずミックスボイスに対して疑いの気持ちがあることでしょう。
私も20代の頃、ミックスボイスは存在しないと思っていました。そのため、その疑ってしまう気持ち良く分かります。
議論が白熱しがちなミックスボイスについて、どうして存在しないとまで言われるのか解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
ミックスボイスは存在しないのか【生まれつきの才能?】

次の3つのトピックに沿って解説します。
- ミックスボイスは存在する
- ミックスボイスは存在しないと言われる理由
- ミックスボイスを出すためには
生まれつきの才能なんじゃないか?と疑ってしまうミックスボイス。
でも出せるようになると「確かに存在する」と分かる不思議なもの。あなたの不安が解消されるよう丁寧に説明していきます。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
ミックスボイスは存在する

「ミックスボイスは存在する」と断言できます。
そう言い切れるのは私がミックスボイスを出せるようになったから。
まず、そこから解説していきます。
私のミックスボイス
次のツイートは私の練習風景の動画です。高い声の箇所は自然とミックスボイスになっています。
感覚的にはミックスボイスを出しているというより、地声の感覚で低いところも高いところも出しているという感じです。
学術的な知見
学術的な知見として興味深いのが、次の動画。
専門家の医師がミックスボイスは存在すると断言しています。
練習して出せるようになった人
ハイトーンで有名な虹色侍のずまさんと、ボイトレチャンネルのしらスタとコラボした以下の動画も注目です。
4分50秒くらいから、ずまさんが高い声を出す時の感覚について説明があります。
ずまさんは元々それほど高い声が出ず、練習して出せるようになったことがインタビューで明らかになっています。
ミックスボイスは存在しないと言われる理由

ミックスボイスは存在しないと言われる理由について説明します。
個人的な考えですが、ミックスボイスはそんなに特別な物ではないです。一般男性の私でも出せるようになりましたので。
そんなミックスボイスが、どうして存在しないとまで言われるのか解説します。
シンプルに難しい
一番の理由はシンプルに難しいからです。
音域を広げるというのは簡単なことではなく、年単位の訓練で少しずつ拡張していくものです。
高い声に関して言えば、何とか出るようになっても弱々しい裏声、なんてことは良くあります。
そんな状態では、本当に地声のように出せるようになるのか?と疑心を持ってしまうのは仕方のないことです。
ゴールが明確でない
ゴールが明確でないことも理由の一つです。
一口にミックスボイスと言っても、説明するボイストレーナの先生によって定義が異なります。
人間の喉は外からは見えませんので、人よって説明の仕方が変わります。そのためミックスボイスの定義が人によって違うのは当然のこと。
でも定義が人によって違うと目指すゴールは不明確になってしまいます。
そんな理由から、ミックスボイスは怪しい、もしかして存在しないのでは?となっているのです。
途中で諦めてしまう
途中でミックスボイスを諦めてしまう人が多いことも理由の一つです。
人によって説明が異なるミックスボイス。
私はこれで出せるようになったから、あなたもこれで出せるはず。
そんな感じで練習が合っているのかどうか分からず、レッスンを受け続けている人は結構多いです。私もその一人でした。
「3年経っても、5年経っても、高い声が出るようにならない。」
「ミックスボイスなんて初めからなかったんだ。」
「高い声が出せる人は生まれ持っての才能だから、普通の人間は努力するだけ無駄だ。」
といった感じでミックスボイスの習得を諦めてしまうのです。
ミックスボイスを出すためには

ミックスボイスを出すためにしたことをお伝えします。
私は10年練習して、ミックスボイスが出せるようになりました。
けれど、実はそんなに特別な練習はしてないんです。
歌い続けるということ
「変な声」
「もうやめなよ」
「君には無理だ」
そんな風に言われたり、時には笑われたり。落ち込んだこともありました。
でも、いつか出るようになるはず!と信じて、高い声を諦めないで今日まで歌い続けてきた。それだけです。
10年目に鼻腔共鳴の訓練をしましたが、それは私にとって最後のピースだったという感じです。
理論的な知識は少しだけ
ミックスボイスを理論的に説明しようとすると、
- フォルマント
- 倍音構造(周波数分析)
- 喉頭原音の周波数
などを使えばミックスボイスの特徴を上手く説明できます。
ただ、説明できるようになるだけ。ミックスボイスができるようにはなりません。
なので、ミックスボイスを習得したければ技術的な事は少しだけにした方が良いです。なぜなら、知識が先行して習得の邪魔になるからです。
練習は裏切らない
ミックスボイスは存在しないのでは?と思うくらい頑張っているのであれば、一度ミックスボイスから離れて、他の練習をすることをおすすめします。
練習は裏切りません。少しずつ積み上がっていきます。
私の場合はボイトレを初めて10年目で、高い声が出るようになりました。そしてそれがミックスボイスだったというだけです。
点と点が繋がって、他のことができるようになったら、ミックスボイスもできるようになるということもあり得ます。
この私がそうでしたから。
まとめ

今日は「ミックスボイスは存在しないのか【生まれつきの才能?】」というテーマで解説してきました。いかがでしたでしょうか。
解説したトピックは
- ミックスボイスは存在する
- ミックスボイスは存在しないと言われる理由
- ミックスボイスを出すためには
です。
ミックスボイスは存在することをお伝えして、その理由と練習方法までお伝えしました。
昔の私を知る友人は「高い声出るようになったね」と言ってくれます。一方、今の私しか知らない人は「元から高い声が出る人はいいね」と言います。
人の評価なんて、そんなものです。
努力すればミックスボイスは習得できます。練習中にネガティブなことを言われても気にしないのが一番。続けてさえいれば道は開かれます。
この記事をあなたのカラオケライフにお役立ていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。