カラオケで歌っている時に
- 途中で呼吸が苦しくなる
- キーが高い所だけもたない
- 最後のサビで力尽きる
そんな経験したことありませんか?
カラオケ歴13年の私も悩まされています。
でも、歌い始めたときと比べたらずっと良くなりました。
そこでこの記事では「カラオケで一曲もたないときの原因と対策3つ」というテーマで解説していきます。
どうして一曲もたないのか、私の体験談から原因と対策をお話しします。
今まさに困っているあなたに役立つ情報です。
ぜひ最後までご覧ください。
カラオケで一曲もたないときの原因と対策3つ

カラオケで一曲もたないと一口に言っても色々なケースがあります。
例として、私が悩んでいた時には以下のような問題と原因がありました。

私がとった対策はこれです。
- 腹式呼吸の練習(①の対策)
- リップロール(②の対策)
- 声のボリューム調整(③の対策)
一瞬で解決する魔法のようなテクニックがあればよいのですが、まずは基礎的な取り組みを地道に続けていきましょう。
これらの対策を普段のカラオケで落とし込んでいくためにはどうしたらいいのか?
1つずつ詳しく解説していきます。
腹式呼吸の練習【安定化の定番】

「腹式呼吸」はボイトレを受けたことがない人でも聞いたことがある単語かもしれませんね。
歌を安定させる定番として、腹式呼吸は外せません。
地味な練習ですが「カラオケで一曲もたない」というときには、まずこれをやってみましょう。
腹式呼吸の練習方法
私が教わった中で一番分かりやすかった練習方法をお伝えします。
- ゆっくりと息を深く吸う
- 呼吸に合わせてお腹がでるのを確認する
- ゆっくり出来るだけ長く息を吐き続ける
この練習のいいところは腹式呼吸のイメージがしやすい点です。
また、よく誤解されがちですが、腹式呼吸で重要なのはたくさんの息を扱えるようになることではなく、息を安定させることです。
息をたくさん吸おう・吐こうの意識は、力みに繋がりますので、歌の安定化が遠のいてしまいます。
この練習は自宅ならお風呂の中、ベッドの上など場所を選ばすに出来ます。気付いた時にやるイメージです。
また、呼吸の音を立てずに気をつければ外でも移動中なども練習できます。
私が腹式呼吸の練習をし始めた頃は、電車の中でずっとやっていました。
実戦では肩の動きをチェック
カラオケで歌っている時に「腹式呼吸」ができているかどうか確認する簡単な方法があります。
それは歌っている最中の肩の動きをチェックする方法。
歌い始めの時よりも肩の位置が上の状態で呼吸をするようになったら、腹式呼吸の状態が解けてしまったと考えましょう。
今自分は腹式呼吸をできているか?と客観的にとらえられるようになるだけで、ぐっと歌が安定するようになります。
息を吸う所を決めるだけでも効果あり
「どうしても腹式呼吸を意識すると歌えなくなってしまう」という方は、息を吸う所(ブレスポイント)を決めておきましょう。
事前にブレスポイントを決めておくと、何となく息を吸うということがなくなります。すると曲中で苦しくなることを防ぎ、歌の安定化につながります。
もちろん腹式呼吸とセットでこのブレスポイントの設定を行うと、更に効果は増しますので、最終的には腹式呼吸は出来るようになった方がよいです。
リップロール【高いキーに効果ばつぐん】

高いキーに効果ばつぐんなリップロールをご紹介します。
私は力んでしまう癖があるので、このリップロールを行うと、高いキーの部分がかなり楽になります。
「キーの高い所がもたない」という方は、このリップロールを練習してみましょう。
リップロールの練習方法
リップロールは以下のステップで練習すると上手くいきます。
- ステップ1 口を閉じて息を吐き「ブルッ」と唇を震わせる
- ステップ2 口を閉じて息を吐き続けて「ブルブルブル」と連続で唇を震わせる
- ステップ3 歌のメロディに合わせて「ブルブルブル」と唇を震わせる
最初の内は連続で震わせられないかもしれませんが、慣れると息がもつ限り続けられるようになります。
声を出さなくても音が出る練習なので、一人で集中できる場所でやりましょう。
また、どうしても唾が飛散してしまう練習なのでそこだけ注意してくださいね。
このリップロールを練習することで、力みが取れ、一定の呼吸を維持することができるようになるため、高いキーで歌うことが楽になります。
曲全体を通して、高いキーが原因で一曲もたないという場合には、このリップロールが効果ばつぐんという訳です。
ウォーミングアップに使う
リップロールは高い声の練習だけではなく、歌のウォーミングアップとしても使えます。
むしろ、歌の準備運動として行っている人の方が多いかもしれません。
私も口周りの脱力に効果があると感じているので、ウォーミングアップでは欠かさずにリップロールを行っています。
家で練習することに加えて、カラオケで歌う前にもリップロールを行うとよいでしょう。
できない人もいるから大丈夫
どうしてもリップロールが出来ないという方がいらっしゃいます。
「リップロールをできるようになる=歌が上手くなる」ではありません。
そのため、もし1週間くらい練習しても連続してブルブルできなければ、自分には向いてないんだなぁと思って、あまり気にされないでくださいね。
声のボリューム調整【ペース配分】

腹式呼吸も出来ていて、高いキーの部分でも困ることはない。
「でもカラオケで一曲もたない」という方に紹介したいのが「声のボリューム調整」です。
というのも、最初から全力全開で歌ってしまっているパターンが多いからです。
大きな声で歌うと気持ちいいですよね。私もパワフルに歌うのが好きなので分かります。
ただ、そのせいで一曲もたなくて悩んでいるのであれば、ペース配分をする感覚で声のボリュームを調整していきましょう。
声のボリュームを調整
曲を完走するためにペース配分として、自分の声のボリュームを調整しましょう。
全力全開の時の声を100パーセントとして、歌い出しは30パーセント以下に抑えるのがポイントです。
目の前の人に話しかけるくらいの音量で十分。
最初は「小さすぎかな?」と思うくらいがちょうどいいです。
最後のサビまで体力を残す
声のボリュームを30パーセント以下に抑えて歌い出すのは、最後のサビまで体力を温存するためです。
そのため、1番のサビに来たからといって100パーセントの力を解放するのは禁物。
- 1番のサビ
- 2番のサビ
- 最後のサビ
と、後に続くサビを意識してペース配分していきます。
最後のサビまで、全力で歌いたい気持ちをぐっとこらえましょう。
表現力にも繋がる
この声のボリュームを調整するという考え方は、歌の表現力にも関係があります。
もし、体力があるからといって、パワフルな歌い方のまま一曲歌ったとしたら、聞き手には一本調子の印象を与える事でしょう。
一方で、声のボリュームを曲の進行に合わせて調整することは、一つの曲の中で変化を生むことになるので、それは表現力となります。
まとめ

この記事では「カラオケで一曲もたないときの原因と対策3つ」というテーマで解説してきました。いかがでしたでしょうか。
ご紹介した対策は
- 腹式呼吸の練習
- リップロール
- 声のボリューム調整
です。
人によってさまざまな原因があり、その数だけ対策があります。その中でも私の体験談に基づいて基礎的な部分を中心に解説しました。
腹式呼吸の練習・リップロールの練習は、どちらも特別な道具を必要としません。また、自宅で好きな時間に行うことができるエクササイズです。
基礎的な練習はあなたを支える力となります。努力は絶対に裏切りません。
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事をあなたのカラオケライフにお役立ていただければ幸いです。