カラオケで録音したい。
無料で手軽なスマホアプリがいい。
でもたくさんあって悩む。
とお困りの方へ「カラオケで録音する方法【アプリ編】」というテーマで解説していきます。
この記事を読めば、おすすめの録音アプリといい音で録音する方法が分かります。
なぜなら、カラオケ歴13年の私が今まで試してきた情報だからです。操作性、音質だけでなく、長期間使って気になるところもズバリお話します。
iPhoneとAndroid両方のアプリをおすすめしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
スマホでもいい音で録音するコツもお伝えします。
カラオケで録音することのメリットについては、以下の記事をご覧ください。

カラオケで録音する方法【アプリ編】

次の3つに分けて解説していきます。
- カラオケの録音に使いたいアプリ
- スマホアプリではきれいに録音できない!?
- アプリでもいい音で録音するには
一見同じにように見える録音アプリには違いがあります。
「どれも同じじゃないの?」と思われたかには参考になる情報です。
録音し続けて分かった良いところと気になるところを紹介しますので。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
カラオケの録音に使いたいアプリ

カラオケの録音に使いたいアプリを
- 共通
- iPhone
- Android
それぞれご紹介します。
全て無料のアプリです。また、私が実際に使って今まで問題も起きていませんのでご安心ください。
【共通】PCM録音
このアプリはとにかくいい音で録音したい!という方におすすめ。
良いところ
スマホアプリの中で一番高音質な録音ができます。
その理由はファイルフォーマットにあります。
少し専門的な話になりますが、このアプリはwav形式で録音することができます。
wav形式は音の圧縮が行われないため、スマホの録音性能をフルに使えます。
気になるところ
wav形式は良い音で録音できるのですが、そのファイルサイズが大きいのが難点。
特にiPhoneの場合はメモリを足すことができないので、録音した音楽ファイルで容量がいっぱいになりがちです。
iPhone版・Android版、どちらでもクラウドにファイルをコピーする機能がありますが、1曲ずつしかできないのが惜しい!
撮り溜めたファイルを一つずつコピーしていくのって結構手間が掛かります。
【iPhone】ボイスレコーダー
良いところ
iPhoneをネットワークに接続してパソコンで聴ける面白い機能があります。
私は一度のカラオケで20~30曲録音して必ず確認するので、パソコンで作業をしながら聴けるこの機能をよく使っています。
また、録音したファイルをまとめてiCloudにコピーできるのも嬉しいポイント。
気になるところ
無料で使えるので仕方のないことですが、広告が表示される頻度が気になります。
特に、録音するたびに画面全体に音ありの広告が表示されるので、既定の時間が経つのを待つ必要があるのが残念。
広告を外すサブスクリプションがあればいいのに、と思っています。
【Android】ボイスレコーダー
Androidのスマホで手軽に使いたいならこれ。
良いところ
録音画面で広告が出ないのでとても使い勝手が良いです。
また、広告が表示されるのは録音ファイルの再生画面で一度出るだけです。録音ファイルを聴くときにストレスを感じることなく使えます。
操作画面がシンプルで分かりやすいのも良いところ。
気になるところ
スマホ端末の性能によるところでもありますが、録音品質は良いとは言えません。
アプリの使用目的が会議の録音などとなっているので、仕方のないことかもしれません。
スマホアプリではきれいに録音できない!?

ここまでおすすめの録音アプリをご紹介してきました。
実は、そもそも論として、スマホのアプリではきれいに録音できないということをご存知でしょうか。
その最大の理由は、スマホは通話をするためのデバイスだからです。
どういうことか説明していきますね。
そもそも音楽の録音には向かない
スマホはSNSができて、ゲームもできる。高音質・高画質で映画も見られる。
そんな万能に思えるスマホですが、原点の機能は通話です。
そのため、録音という1点に着目するとスマホは人間の声に最適化されています。
例えば、録音性能を表すものとしてサンプリング周波数があります。
CDのサンプリング周波数は44.1[kHz]であるのに対して、通話をするだけであれば16[kHz]のサンプリング周波数で話している言葉を認識できます。
そんな理由から、スマホは通信量を抑えるために「声」に最適化されています。。
そのため「声」にBGMなどの音楽は含まれず、イマイチな録音音質になってしまうのです。
スマホのマイクは小さい
最近のスマホはコンパクトですよね。その分、スマホのマイクは小さいんです。
一概に小さいマイクはダメということはないのですが、スマホで録音した音がスカスカに感じるのはこのためです。
音は空気の振動なので、その変化をキャッチするパーツが小さいと、どうしても拾いきれない音が出てしまいます。
手軽に無料で録音できるが良いところ
スマホのアプリではきれいに録音できないと知ってがっかりさせてしまったかもしれません。
でも、見方を変えたらどうでしょうか。
手軽に無料で録音する手段としては、スマホのアプリが最適です。
練習の確認用と割り切って、スマホの録音アプリを活用していきましょう。
スマホアプリでもいい音で録音するには

スマホアプリでもいい音で録音するコツをご紹介します。
物理的にきれいに録音できないとしても、音響的な観点で見れば最大限「いい音」で録音する方法はあるんです。
スマホのマイク位置を確認
まずスマホのマイク位置を確認します。
録音する前に、話し口、耳元、どちらで録音されているか把握するのが重要です。
マイクをふさいだ状態で録音すると、こもった音になってしまうので、音が鳴る方へマイクが向くようにスマホを置きましょう。
口元から離す
スマホは口元から離します。
スマホを口元に近づけすぎると、生声の方が強く録音されBGMとのバランスが悪くなります。
逆にスピーカの近くに置くと、今度はBGMの方が大きくなってしまいますので注意です。
残響が邪魔、部屋の中央に置く
スマホはできるだけ部屋の中央に置きます。
これは目に見えないので想像しづらいですが、音は壁や床で反射し、それは残響と呼ばれます。
これはカラオケのエコーとはまた違ったもので、しっかりと設計されたコンサートホールなどでない限り、残響は録音の邪魔をします。
部屋の中央にスマホを置くことで、残響の影響を抑えることができるのでお試しください。
まとめ

今日は「カラオケで録音する方法【アプリ編】」というテーマでお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。
ご紹介したアプリは
- PCMレコーダー
- ボイスレコーダー(iPhone)
- ボイスレコーダー(Android)
です。
どれも無料で使えるアプリです。
おまけとしてスマホアプリの録音性能の限界のお話もしました。
通話用のデバイスなので仕方ない…とはいえ、音響的に「いい音」で録音するコツもご紹介しました。
難しいことなしで出来るテクニックなので、お試しいただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。