高い声を地声で出せない。
練習しているけれど出せるようになる気配がしない。
裏声なら出るけどこれじゃない。
高い声を地声で出せるようになるには時間がかかると言われたけど、
どれくらい時間がかかるものなの?
と、お悩みの方へ「高い声を地声で出すのにどのくらい時間が必要?」というテーマでお話ししていきます。
この記事を読めば、一般男性が高い声を地声で出すのに必要な時間が分かります。
なぜならカラオケ歴13年の私は、高い声を求めて練習を続けてきた人間だからです。
飽きずに13年も続けてきた人というのはなかなかいないため、参考になると確信しています。ぜひ、最後までご覧ください。
高い声を地声で出すのにどのくらい時間が必要?

結論からお話しすると10年かかりました。
音楽経験のない一般男性のケースとして参考になる情報です。
10年の中で3つの期間をピックアップします。それがこちら
- ~3年:高い声を出す以前の状態
- 5年:裏声なら高い声出る
- 10年:地声で高い声まで出るように
練習を続けてきた10年の中で、仕事が変わり、住む場所も変わりました。
そしてボイトレにも通っていましたが、10年間ずっと通っていたわけではありません。独学の期間もあります。
趣味の範囲で積み重ねるとこうなるんだなぁといった感じで、続きをご覧ください。
では1つずつ詳しく見ていきましょう。
~3年:高い声を地声で出す以前の状態

3年までは高い声を地声で出すとか以前の状態でした。
音程、テンポめちゃくちゃ
まさに「音痴」という感じ。
当時の音源を聞くとよくこの状態でボイトレに行こうと思ったなぁと、当時の自分の行動力に驚かされます。
そんな私が3年でどうなったのか詳しくお伝えします。
状況
当時の状況を整理すると
- ニコニコ動画全盛期
- 学生時代
- ボイトレ通い始め
当時はニコニコ動画が全盛期の時代でした。
赤い文字で「真っ赤な誓い~」と埋め尽くされた画面が懐かしい。
高い声を出したいと思ったきっかけもこのニコニコ動画。
歌うまの友人がニコニコ動画に歌ってみたとして投稿していて、羨望の眼差しで見ていました。
どんな練習をしてた?
冒頭でお話しした通り、高い声を地声で出す以前に以下の問題がありました。
- 音程
- テンポ
- 姿勢
ボイトレに通い始めて3年間は基礎的な練習が中心でした。
今でこそ基礎トレーニングの重要性が分かるのですが、当時は若かった。
アドバイスを聞かず原曲キーで歌いたいと言って先生を困らせていました。
高い声は出た?
裏声でなら高い声が出るようになりました。
裏声出せるようになっただけで
- 息漏れしてカスカス
- 長く出せない
- 弱々しい
歌には使えない声でした。
だんだんと自分の裏声をコンプレックスに感じるようになり、次にご紹介する暗黒時代へ突入します。
なお、高い声と裏声については、以下の記事で詳しく語っています。

5年:高い声を地声で出すために全力張り上げ

5年目の頃は全力で声を張り上げる歌い方をしていました。
先にお話しした裏声が嫌で、意地でも裏声で歌わないぞ!と考えていました。
その結果、歌が下手になりました。
この暗黒時代がなければ、高い声を地声で出すのに10年も掛からなかったと感じています。
また仕事が忙しすぎるということもありました。
どういうことなのか、詳しくお伝えします。
状況
当時勤めていた会社がブラックで、毎月の残業が100時間を超えている状況
- 社会人時代(残業多い)
- 練習時間が取れない
- 歌うことは続けていた
月に休めるのは1日~2日でしたが、カラオケを生きがいに乗り越えていました。
どんな練習をしてた?
忙しさのあまりボイトレに通いきれなくなり、ボイトレ教室はお休み。
独学でやっていたのは
「ひたすらカラオケで歌う!」
を続けていました。
せっかく学生時代にボイトレに通っていたのに、これはもったいないですね。
高い声は出た?
以前より高い声が出なくなりました。
むしろ声を張る癖がついて、裏声が出なくなることに。
理由は明快で、今までやってきた発声の基礎練習をしなくなったことと、地声にこだわって張り上げて歌っていたから。
でも、当時は残業地獄で毎日を乗り切るので精一杯だったので、歌い続けていただけで及第点です。
10年:地声の感覚で高い声を出せるように

10年目にして、地声の感覚で高い声を出せるようになりました。
この間に、転職をして地方へ引っ越しました。
そして圧倒的に練習時間が増えました。
これが地声の感覚で高い声を出せるようになった一番大きなポイントです。
詳しくお話ししていきます。
状況
地方に引っ越してからは
- 家からカラオケ屋まで歩いて5分
- ヒトカラ三昧の生活
- プライベートが充実
今までの時間を取り戻すかのようにヒトカラに通っていました。
プライベートの時間が増えたので、歌の練習に充てられる時間も増加しました。
どんな練習をしてた?
録音した自分の歌声を分析することをしていました。
- 録音をして確認
- さよなら張り上げ声
- 柔らかい声を出す意識
職場の人とカラオケに行く機会が増えたこともあり、奇声に近い張り上げ声は封印。
代わりにもっと柔らかい声を出したいと思って、練習に取り組んでいました。
その一環としてあんなに嫌だった裏声も練習するように。
高い声は出た?
完全ではないものの、地声の感覚で高い声出るようになりました。
柔らかい声を出すために力みを排除して、ヒトカラ三昧したことがポイント。
高い声が出しやすくなって、
- もっと歌いたくなる
- 練習量が増える
- 更に声が出しやすくなる
という好循環になっていました。
さらに練習の成果を、会社の同僚に披露したいと思っていたのも大きいです。
ちなみに、ヒトカラで12時間歌った時の話については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

本日は「高い声を地声で出すのにどのくらい時間が必要?」というテーマでお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。
ご紹介した3つの期間は
- ~3年:高い声を出す以前の状態
- 5年:裏声なら高い声出る
- 10年:地声で高い声まで出るように
でした。
「練習量」がキーであることが分かります。
私は転職するまで、歌の練習に時間が取れない期間がありました。逆に言えば、しっかりと練習時間を確保できれば、高い声を地声で出すのに10年も必要ありません。
とはいえ、毎日を忙しく過ごす社会人のあなたの参考になればと思い、この記事を書き上げました。
なかなか成長を感じられないなど不安を感じることが多いと思います。でも、歌うことをやめなければ高い声は必ず出るようになります。
あなたのカラオケライフにお役立ていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。