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高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか【一番嫌いな練習】

2020/10/10

高い声

t f B! P L
高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか【一番嫌いな練習】

高い声で歌いたい!
高い声を出すためには腹式呼吸が必要と聞いたけど
本当に腹式呼吸の練習って必要ですか?

と、お悩みの方へ「高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか」というテーマでお話ししていきます。

この記事を読めば、なぜ巷で高い声とセットで腹式呼吸を練習しようと言われているのか、その理由が分かります。

なぜなら、カラオケ歴13年の私が高音発声のロングトーンで、腹式呼吸の恩恵を実感しているからです。

結論からお話しすると、高い声を出すためなら腹式呼吸の練習は必要ないです。ボイトレ教室で腹式呼吸の練習をずっとしてきた私が断言します。

ただ、腹式呼吸の恩恵として「高い声が安定する」というのは実感しています。

なら、やっぱり腹式呼吸の練習が必要なんじゃないか!と混乱してしまうかもしれません。そこが難しい所なのです。

今日はそこも含めて、腹式呼吸の練習が嫌いな私が解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか

高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか

ボイトレの先生は必要と言う

ボイトレの先生は口をそろえて「腹式呼吸を練習しましょう」と言います。現に私がお世話になった9名の先生の内、7名の先生が腹式呼吸について熱く語っていました。

そもそも腹式呼吸とは、肺に空気をたくさん取り込むために、お腹の中にある横隔膜を下げるように息を吸い込む呼吸法です。その対にあたる呼吸として胸式呼吸があります。

ボイトレあるあるなのですが、ボイトレ教室に通ってまず初めに説明を受けるのが腹式呼吸です。「丹田を意識して!」なんていうのもよく耳にします。

ボイトレの基礎として腹式呼吸をマスターした方が望ましいのは間違いありません。ただ、この記事をご覧になっているあなたは「高い声」に興味があってここにたどり着いたことと思います。

では、「高い声」を出すために腹式呼吸の練習は必要なのでしょうか。

私は必要ないと断言する

私は必要ないと断言します。

というのも、腹式呼吸は基礎トレーニングであって、高い声を出すためのトレーニングではないからです。

スポーツに例えれば、基礎体力を上げるトレーニングとしてランニングをしますが、水泳ならフォームの練習、野球ならスイングの練習、はたまたバレーボールならスパイクの練習など、個々の練習をしますよね。それと同じです。

これが冒頭で、腹式呼吸の恩恵として「高い声が安定する」と混乱させてしまう書き方をした理由です。スポーツでも基礎体力があればプレー中安定しますよね。

そういった意味では、もしまさに今、腹式呼吸の練習をしているよという方は、その努力は無駄にはならないので安心してください

高い声×腹式呼吸の落とし穴

高い声×腹式呼吸の落とし穴

私が腹式呼吸が嫌いだと言ったことについてお話ししていきます。

嫌いな理由は、高い声と腹式呼吸の落とし穴にはまったことがあるからです。先の説明で腹式呼吸は肺に空気をたくさん取り込むための呼吸法だと説明しましたね。

肺にたくさん空気を取り込んだ方が、使える息の量が増えるのは間違いありません。ただし、そこには以下の問題点があります。
  • 息を吸い込むことに一生懸命
  • 空気をたくさん吸い込んだ結果、力んでしまう
  • 息が声に変換されない
これらの問題点によって、私は歌いづらくなった時期がありました。そのため今でも腹式呼吸の練習を嫌っています。

どういうことなのか、一つずつ解説していきますね。

息を吸い込むことに一生懸命

吹奏楽を経験された方は、日々練習されていたこともあり、意識せずに腹式呼吸が出来るという方が多いです。

しかし、そういった経験がない一般の方が腹式呼吸を歌に取り入れようとすると、息を吸い込むことに一生懸命になってしまいます。

曲のブレスポイントで「息吸わなきゃ!スゥゥゥゥ!」みたいな感じで、本当にそんな息を必要ですか?という場面でも、過剰に息を吸ってしまいます。

なぜそんなことが分かるのかというと、昔の私がそうなっていたからです。

「腹式呼吸!」と繰り返し指導された結果、一時期、たくさん息を吸う変な癖がつきました。笑ってしまう話しですが、初めて習った呼吸法を、無理やり歌に落とし込むとすると、高い声を出すどころではなくなってしまうのです。

空気をたくさん吸い込んだ結果、力んでしまう

腹式呼吸の練習を続けていくと、瞬間的にお腹に空気を落とす感じで息を吸えるようになります。ただしこれも落とし穴です。

どういうことかと言うと、お腹がパンパンになるまで肺に息を取り込むと、それはそれで歌う時に力んでしまうのです。

試しに限界まで息を吸って、そのまま呼吸を止めてみてください。

その状態から息を吐くときに「ン、ハァァァー!」ってなりませんでしたか?そうなんです、取り込んだ息を維持するのにそれ程の力が必要になるんです。こんな状態では力んでしまってまともに歌えません。

そんな風になるのに、「息をたくさん吸って!」と指導する先生がいるので、力んでいる状態が正しく伝わっていないと、これまた変な癖がついてしまいます。

息が声に変換されない

呼吸は練習を続けていく内に、インナーマッスルが鍛えられ、先程お話しした息を止める力もついていきます。

その結果、瞬間的にたくさんの空気を吸い、その状態の維持するために力まなくなるようになります。ただし、ここにきてもまだ落とし穴があります。

それは「息が声に変換されない」ということです。ウイスパーボイスと言えば聞こえはいいですが、地声のような高い声を出すためには息漏れのある状態は好ましくありません。

また、息漏れがない場合でも、腹式呼吸によって鍛えられた声量で声を張り上げようとします。ある程度の高さまでは声は出るようになりますが、mid2Fを超える音域では地獄でしかありません。

そんな意味で腹式呼吸は万能ではなく、頼りっきりになると落とし穴にはまってしまうのがお分かりいただけたでしょうか。

高い声を出すには

高い声の発声は、息を吸う方向ではなく、吐く方向に意識を向けるべきです。息が声に変換される声帯にどのくらいの勢いと量で息が流れているか、そこに意識を向けた方がずっと近道です。

まとめ

まとめ

本日は「高い声を出すために腹式呼吸の練習は必要なのか」というテーマでお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。

腹式呼吸が出来れば何でもできる!くらいの勢いで腹式呼吸の練習を推奨する人が多いです。そんな中、この記事では高い声を出すためなら腹式呼吸の練習は不要と断言しました。

高い声を出すという目的に対しては、腹式呼吸の練習は遠回りです。変な癖が付けないためにも、基礎トレーニングとして腹式呼吸の練習をしつつ、高い声を出すための練習は別に行うのが良いですね。

このブログでは「高い声」のジャンルで、ミックスボイスをはじめとして高い声の練習法も記事にしています。興味のある方はぜひ参考にされてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは~