カラオケで歌う時は原曲キーなんだけど、
キー下げればいいのにって言われる。
キーを変えると曲の雰囲気が変わるから嫌なんだよなぁ。
カラオケで原曲キーにこだわるのはダメなことなの?
と、お悩みの方へ「カラオケで原曲キーにこだわることの良いとこ悪いとこ」を解説します。
この記事を読めば、どうして「キー下げればいいのに」と言ってくるのかその理由が分かります。
なぜならカラオケ歴13年の私も長い間、カラオケでは原曲キーにこだわっていたからです。
結論から言いますと、原曲キーにこだわることはダメではないです。
ただ、いつかカラオケ大会など、ステージの上で歌ってみたいと思っている方は、カラオケで原曲キーにこだわることの「良いとこ悪いとこ」を知っておいていただきたいです。
今日はそんなお話しです。
あなたのカラオケライフに役立つことを保証しますので、ぜひ最後までご覧ください。
カラオケで原曲キーにこだわるとは

カラオケで原曲キーにこだわるとは、アーティストが歌っているキーの高さが絶対であり、そこからキーを変更してはいけないと考えることです。
その理由は様々ですが、よく聞く声として
- キーを変えると曲の雰囲気が変わってしまう
- キーを下げると負けた気がする
- 原曲キーで歌えるようなることが夢だ
などです。
私も昔はキーを下げたら負けだと思っていました。今でも一人カラオケでこっそり原曲キーで歌います。
でも今は、オーディエンスのいるステージで歌う時は、必ず一番歌いやすいキーに変更しています。
これは原曲キーにこだわることに「良いとこ」と「悪いとこ」があることに気付いたからです。
次の段落から具体的に解説していきます。
カラオケで原曲キーにこだわることの良いとこ

歌っていて楽しい
良いとこの一つ目は「歌っていて楽しい」です。
先にご紹介した原曲キーにこだわる理由に「夢」というのがありましたね。その夢を叶えるためには練習が必要ですが、楽しくなければ継続できません。
そういった意味で、前まで原曲キーで歌えなかったのに、最近、歌えるようになってきたぞ!といった風に日々成長を感じることが出来れば「楽しい」となります。
高い声が出るようになる
良いとこの二つ目は「高い声がでるようになる」です。
個人差はありますが、自分が出せる限界の高さを出し続けると、徐々に高い声が出るようになっていきます。
高い声が出る人に「どうしてそんなに高い声が出るんですか?」と質問したら「高い声でずっと歌っていたら出るようになった」なんてことを言われた経験ありませんか?
実際、カラオケに通って原曲キーにこだわり、積み上げていた結果、高い声が出るようになったということがあります。
私も13年間歌い続けて、1年目の時と比べたらかなり声域が広がりました。
すごい!と言ってもらえる
良いことの三つめは「すごい!と言ってもらえる」です。
とてもキーの高い曲を、原曲キーで歌い上げて周りからすごい!と言われたら嬉しいですよね。
あまりカラオケに行かな人でも、男性が女性曲を原曲キーで歌っていれば「すげぇ」となります。
カラオケで原曲キーにこだわることの悪いとこ

喉に負担を掛けやすい
悪いとこの一つ目は「喉に負担を掛けやすい」です。
原曲キーにこだわると、無理をしがちです。自分の声域にあった曲であれば問題ありませんが、あまりにも高いキーを無理やり出そうとすると喉に負担を掛けることになります。
また、何とか高い声を出そうとすると、喉が力むのなど悪いクセがついてしまいます。一度クセになってしまうと、あとから直すのが大変で地獄を見ます。
どこからが無理な音域なのかは難しいですが、喉がガラガラになる、歌ったあと喉が痛いなどがあったら、それは無理をしています。
音程など他のことがおろそかになる
悪いとこの二つ目は「音程など他のことがおろそかになる」です。
原曲キーにこだわり歌い続けると、高い声が出るようになります。でも、それは高い声が出る「だけ」です。
もし「高い声が出る=歌が上手い」と思っているようであれば黄色信号です。
音程やリズム、声の抑揚など、歌が上手くなるための必要条件は多岐にわたります。
それらを無視して原曲キーで歌うことだけに全てを費やしてしまうと、高い声出るけど、あの人歌下手だよね…となっちゃいます。
周りがドン引きしてることに気付けない
悪いとこの三つ目は「周りがドン引きしていることに気付けない」です。
原曲キーにこだわっていると「すごい!」と言われることがある一方、聞いている側がドン引きしていることがあります。
でも、一度でも「すごい」と言われた経験があると、原曲キーで歌える俺すごいとなってしまい、周りがドン引きしていることに気付けません。
そしてそのドン引きの理由に多いのが「歌と声が合っていない」です。絞り出した奇声のような声は、果たして人をリラックスさせられるでしょうか。
もしかしたらオーディエンスは苦痛に感じているかもしれません。
結局、カラオケで原曲キーにこだわるのはダメなことなの?

ダメではありません。
ただ、あなたのそのこだわりを他人にも押し付けていたら、それはダメなことです。
押し付けるというのは、何も「あなたも原曲キーで歌うべき」と強制することだけではありません。
もしあなたが自分の歌を「誰か他の人に聞いてもらいたい」と思っているのであれば、この原曲キーで歌っている声は聞いてもらえるレベルだろうかと冷静に考えるべきです。
アーティストがそのキーで歌っているのは、そのキーが最も魅力的に聞こえるからです。あなたが原曲キーで歌っても魅力的かどうかは別の話しです。
そういったことを考えずに、原曲キーにこだわり歌ってしまうと、最初は「すごい」と言ってもらえるかもしれませんが、歌の上達は見込めません。
まとめ

本日は「カラオケで原曲キーにこだわることの良いとこ悪いとこ」というテーマでお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。
本日ご紹介した「良いとこ悪いとこ」は、全て私の体験に基づいています。周りをドン引きさせたのも私の失敗談です。
ただ難しいもので、原曲キーにこだわっていなければ、ここまでカラオケを好きになっていなかったので、こだわる方の気持ちもよく分かります。
歌が上手くなりたい、もう一つ上のレベルに行きたいと思った時に、あれ今まで何やってきたんだろうと呆然としたことも事実です。
将来ステージに立つことを視野に入れている方は、ぜひ今日の話しを参考にしていただければと思います。
自分の声が一番光るのはどのキーか?と探せるようになったら素敵ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。