最近はキーが高い曲ばかり。
「キー変更したらいいよ」って言われても
何を基準にカラオケのキーを変更したらいいか分からない。
具体的なカラオケのキー変更のやり方を教えて。
と、お困りの方へ「カラオケのキー変更のポイント」をお伝えします。
ボカロソングなど歌う時に、1オクターブ下げても高いと感じることはありませんか?
この記事を読めば、出せる最高音を基準にして無理のないキー変更が出来るようになります。特に男子必見です。
この方法はカラオケ歴13年の私がいつもやっている方法です。無理のないキー設定により歌が安定しますので、カラオケ採点で高得点が狙えるようになります。
イラストを交えて丁寧に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
カラオケのキー変更のポイントを解説

出せる最高音を基準にする
あなたはカラオケで出せるご自身の最高音を把握していますか?最高音とは一番高い音という意味です。この出せる最高音というのがキー変更の基準とします。
最高音を把握する方法として
- カラオケの採点結果の声域欄を見る
- アプリの音域チェック
があります。
もし初心者の方で「???」となった方は、以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

正式な音楽用語ではありませんが、日本のインターネットでは「mid2F」や「hiC」などと呼称して、曲の最高音をまとめているサイトが多くあります。
この記事ではネットで調べやすいように、「mid2F」や「hiC」といった表記で解説します。
歌いたい曲の最高音を調べる
最高音の調べ方はGoogleで
「○○ 最高音」または
「○○ 音域」
と調べると見つかります。
キー変更の手順を説明するために3曲ピックアップしました。それぞれの最高音は以下の通りです。
- 粉雪(hiA)
- ロストワンの号哭(hihiB)
- 高嶺の花子さん(hiD)
2番目の曲はボカロソングで、最高音はhihiBとなっています。女性であれば原キーで歌える方もいるかもしれませんが、一般的な男子には絶望的な音域です。
また、1オクターブ下げたとしてもhiBのため、厳しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カラオケのキー変更パターン
カラオケのキー変更パターン(男子Ver.)として、以下の3パターンを解説します。
- ちょっとキーが高い時
- 1オクターブ下で歌っても高すぎる時
- 1オクターブ下で歌うと低すぎる時
出せる最高音は「mid2F」と仮定して、上でピックアップした曲を例に、キー変更方法を解説していきますね。
具体的なカラオケのキー変更手順

カラオケでキーを変更できる範囲は機種によりますが、下に6つの「♭6」、上に6つの「#6」までが多いです。この範囲内かどうかで方針が変わってきます。
ちょっとキーが高い時
このパターンはちょっとキーが高い時に使います。
粉雪の最高音「hiA」を、出せる最高音とした「mid2F」に変更したければ、以下のイラストのように変更したい場所までの鍵盤数を数えます。
♭1は半音を意味しますので、黒い鍵盤もカウントします。

「hiA」から「mid2F」に下げるには、鍵盤で数えて4つ下げればOKです。
そのため、カラオケのキー設定では「♭4」に設定すれば、無理なく歌えるようになります。
1オクターブ下げても高すぎる時
このパターンは1オクターブ下げても高すぎる時に使います。
ロストワンの号哭の最高音「hihiB」を、出せる最高音とした「mid2F」に変更したければ、以下のイラストのように下げたキーの1オクターブ下を歌います。

「hihiB」を「midF」に下げるには、鍵盤で数えて6つ下げ、更に1オクターブ下げればOKです。
そのため、カラオケのキー設定では「♭6」に設定すれば、無理なく歌えるようになります。
1オクターブ下げると低すぎる時
このパターンは1オクターブ下げると低すぎる時に使います。
これは応用技です。高嶺の花子さんの最高音「hiD」を「mid2F」に変更したければ、以下のイラストのように上げたキーの1オクターブ下を歌います。

「hiD」を「mid2F」に下げるには、鍵盤で数えて3つ上げ、更に1オクターブ下げればOKです。
そのため、カラオケのキー設定では「#3」に設定すれば、無理なく歌えるようになります。
まとめ

本日は「カラオケのキー変更のポイント」というテーマでお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。
本日ご紹介したキー変更のやり方は、とりあえず男性は♭4にしてみましょうといった感覚的な方法ではなく、ご自身の最高音に合わせてカラオケのキーを変更する方法です。
最初は鍵盤数を数える必要があるため、少し時間が掛かります。ただ、慣れてしまえば頭の中で数えられるようになります。
どの曲であっても、無理なく歌えるキー設定が出来るようになるので、参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。