カラオケで使うマイク欲しい。
ガチなマイクレビューは結構あるけど
買ってどうなったかの感想が欲しい
と、お探しの方へ向けて情報をシェアしていきます。
この記事を読めば、マイクを持つことのメリットが分かります。
なぜならば、カラオケ歴13年の私が実際にマイクを買って分かったことをお伝えするからです。
周波数特性や指向性などといった難しい言葉は使わずに、カラオケでの利用シーンをイメージできるように解説していきますね。
ちなみに私のマイクはSHUREのSM58です。買ってから10年使っていますが、今でも現役で大切に使っています。
カラオケのためにマイクを買って良かったこと

カラオケのためにマイクを買って良かったこととして「音質」についてレビューされることが多いです。
それはその通り。
歌うために特化されたマイクなので、普通のマイクより歌声が通りやすくなります。ちなみに通るというのは、同じ音の大きさでもより聞こえることを意味しています。
実は自分専用のマイクを買うと、音質アップの他にもシンガーとしてレベルアップできる良いことがあります。
私が感じたメリットがこちら
- マイクの重さに慣れた
- マイクと口の距離を意識するようになった
- マイクの扱いが丁寧になった
物理的なこと、マインド的なこと。両方の面で詳しく解説します。
カラオケマイクと違う重さに慣れた

まるで文鎮を持ってるみたい
初めてマイクを持った時の感想は「うわ!重い」です。
カラオケ屋さんにおいてあるマイクより一回り小さいのに、まるで文鎮を持った時のようにずっしり重みを感じました。
実は、カラオケ屋さんにおいてあるワイヤレスタイプのマイクと本体の重さは変わりません。
例えば、
- カラオケ屋さんのマイク例「AT-CLM7000TX」:275g
- マイク「SM58」:298g
20gの差を重く感じているのではなく、マイクにつないだケーブルも含めて重く感じているのです。
変な持ち方をしなくなる
マイクが重いと感じるので、落とさないようにしっかり持つようになります。
例えば私の場合、前までは小指を立てて残りの4本の指でマイクを握っていたのですが、マイクを買ってからはがっつり5本の指で握るようになりました。
また、マイクのグリル(丸い所)を握ると、こもった音になってしまうので、棒の部分をちゃんと持つようになりました。
カラオケでマイクと口の位置を意識するようになった

近づけたり、離したり
少しだけ専門的なお話しになりますが、ある方向だけの音を拾う性質のマイクは、マイクに口を近づけて歌うと低い音が強まる現象が起きます。
そのため、カラオケ屋さんのマイクの距離感覚で歌い始めると声を拾いすぎて驚くことがあります。
しっとり歌いたいときはぐっと口を近づけてみたり。
一方、声を張るときはマイクから10cmくらい口を離してみたり、色々試すようになりました。
マイクの角度も重要
私の買ったマイクは、ある方向だけの音を拾う性質のマイクです。そのため、マイクの一番上の部分に声があたるように、まっすぐ持つ必要があります。マイクの角度なんて意識したことがなかったので、慣れるまで腕がプルプル震えてました。
アーティストが手にマイクを持っている動画を見たら観察してみてください。「まっすぐ」に持っているはずです。マイクスタンドに固定している場合でも、顔を揺らしたりせず一定の角度になっていることが分かると思います。
私はテンションが上がると顔が動いてしまうので、今でも修行中です。
慎重に息を吸う
息の音もばっちり拾います。そのため、吸うときの音はもちろんのこと、吐いた息がマイクにあたり「ボッ!」という音になってしまいます。ポップノイズと呼ばれています。
吸うときの音はアーティスト感が出て個人的には好きなのですが、ポップノイズは文字通り雑音です。
一時期は以下の写真のように、マイクスタンドにポップガードと呼ばれる器具を取り付けて歌ってました。
持ち運ぶ必要があるので荷物になりますが、かなりポップノイズが軽減できるのでおすすめです。

カラオケ店でマイクの扱いが丁寧になった

ボコボコになったマイクたち
カラオケでボコボコになったマイクを見たことありませんか?凹んでいたり、サビていたり。
マイクを持つまでなんとも思っていませんでしたが、丁寧に扱ったらこうはならないよなぁって今は思います。もし、マイクを落としたりしたら私の心が凹みます。
飲み物の近くにマイクを置くことはしませんし、マイクを投げるなんてもっての他です。
これは自分のマイクだけでなく、カラオケ屋さん、練習スタジオの備品マイクでも同じです。丁寧に扱うようになります。
マイクを叩かない
音の大きさを確認するために、マイクを叩いたことありませんか?私も以前はポンポン叩いてました。
マイクは小さな音の変化も拾えるようにするため、とても繊細になっています。いいマイクになればなるほどその繊細さが増します。
そのため、マイクのグリルが凹むからとかではなく、アンプ、スピーカーなどの関連機器に悪影響を与えます。
私が実践しているのは
- 「あーあー」と言って電気が入っていることを確認
- 「ワンツーワンツー」と言って響きを確認
- 「ハァーッ!」と少し声を張って音が大きすぎないか確認
面倒くさければ1番目だけでOKです。
まとめ

この記事では私がマイクを買って良かったことを紹介してきました。それは音質が良くなったといった結果ではなく、機材を扱う上で気づけたマイクの使い方の部分です。
自分のマイクとなれば愛着も湧きますし、丁寧に扱おうと思うようになりました。知らなかったとはいえ、マイクをポンポン叩くことはもうしなくなりました。
最後にマイクを持って分かった大切なことについてお伝えします。
小さな息遣いまで拾うマイクですから、私の場合は歌下手が如実に現れました。どんなに高性能なマイクでも、歌う人間が下手ではもったいないということです。
マイクを買った勢いで、マイク用のマルチエフェクターも買おうとしていましたが、歌が上手くなってからにしようと思い、今でも買ってません。
マイクを買っただけで歌が上手くなったと、思い込んでいた過去の私が恥ずかしいです。ただ、そう気づけたのはマイクを買ったからなので、買ってよかったと思っています。
この記事の内容が、みなさんのカラオケライフの参考になれば幸いです。